英語学習において、3年計画を立てたいと思っている人へ
3年計画の妥当性が知りたいなあ…。
僕にとって3年は長すぎて計画を立てられるのだろうか…。英語学習のプロの意見を聞きたいです。
英語力養成コーチのリーフです。
「人生の新しい扉をあけよう!」をコンセプトに、新しい日常で学習者にとってお役に立てる情報、また価値あるコーチングサービスをご提供しています。
あなたの英語学習の先にある未来を「あなたらしく生きていくこと」を応援します!
詳しくはプロフィールをご覧ください。
この記事を書いてる私は、これまで外資系企業で外国人と仕事をしてきました。
その後は、英語講師兼英語力養成コーチとして活動しています。
企業で外国人社員と仕事ができるレベルになった私の経験を基に、英語学習における3年計画を解説します。
英語学習の3年計画【意義とゴール設定】

変化の時代に生きる私たちにとって、3年計画で英語学習をがんばることは長い道のりに感じてしまいませんか?
確かに、今の時代において1年先のことでさえも想像しにくいですよね。
ただし、英語ができる=話せるまでになるには、年単位で考えることは正しいことです。
(ここでは「英語ができる」の定義は「英語が話せる」としています。TOEICなどの資格試験で高いスコアを取得することではありませんので、ご了承ください)
言うまでもなく、英語習得に近道はありませんが、遠回りせずに効率的に学習をしたいと誰もが思うはずです。
3年計画はゴールまでの距離
英語学習において、3年計画で進めることは「あなたのゴール地点」までの距離と思ってください。

英語学習はマラソンと同じです。平坦な道のりではなく山あり谷ありです。
「毎日走り続けられるか」のように、毎日英語学習を継続できるかがあなたのゴール達成への道のりになります。
英語のスキルを身につけてシゴトができるレベルになるには、次の章で説明する「3000時間」が必要です。
最終ゴールの明確化
先ずは、あなたが達成したい最終ゴール(目的)を明確にしましょう!
英語学習の先にある目的です。この目的はできるだけ具体性を持たせることが重要です。
例えば、
現在のマーケティングのスキルを活かして、外国人とのミーティングやプレゼンができる環境で仕事がしたい!
この状況が鮮明に描けていますか?
そして、
①現在のあなたの英語力
②ゴールに必要な英語力の距離
を測定し、日々の学習に落とし込んでいきます。
ブレイクダウンをすることが、3年計画を有効に進めていくポイントです!
ネイティブレベルになるには、3000時間の学習が必要【英語学習の3年計画】

①英語と日本語は果てしなく遠い言語
英語と日本語は果てしなく遠い(共通点がなく、違いが大きい)言語です。
全くのゼロからネイティブレベルになるには、3000時間が必要とされています。

個人差はありますが、中・高校~大学卒業までに約2000時間の学習をしてきたとすると、社会人になりネイティブレベルを目指すには約1000時間の学習が必要です。
②英語学習3000時間の根拠
3000時間の根拠は、U.S. Department of State(アメリカ国務省) のFSI/Foreign Service Institute(外交官養成局)が公表している「Language Learning Difficulty for English Speakers(英語話者にとっての言語学習難易度)」が基になっており、研究者や大学教授たちも3000時間を提唱しています。
Language Learning Difficulty for English Speaker

上の表のJapaneseには*が付いていますが、注釈として以下の文言が記載されています。
「同じカテゴリー内において、*が付いている言語は英語話者にとって習得がより難しい言語です」
このデータは、英語ネイティブが外国語を学ぶ際の難易度が分類されており、必要な学習時間も算出されています。
フランス語やイタリヤ語、スペイン語などは、英語に近い言語として「カテゴリー1」に属し、約600時間の学習となっています。
一方で、日本語は赤枠の「カテゴリー5」の難易度にあたり2200時間以上の学習が必要ということが示されています。
つまり、「日本人にとって英語は極めて難しい言語」という、逆のことも言えるます。
「アメリカの外交官」という優秀な人材が外国語を習得する場合のデータですので、そのまま平均的な日本人に当てはめるには少々無理があり、更に学習時間が必要にあることが想定できます。
③社会人は1000時間の学習を目指す覚悟
社会人がネイティブレベル(しごとで使えるレベル)になるには1000時間の学習が必要です。
毎日学習を続けていくことは並大抵のことではありません。
そこで「揺るぎない覚悟」をあなたの中に刻み込んでください。
ここができなければ、忙しさに流されてフワフワと何処かに流されてしまい、いつの間にか学習が途絶えてしまいます
④1000時間のブレイクダウン
いきなり「1000時間がんばりましょう!」と言われても、気が遠くなってしまいます。
そこで、1日どれくらい学習時間を確保できるかを考えてみましょう。
社会人のあなたは忙しい日々を過ごしています。
だからこそ、毎日どれだけ学習時間を捻出して取り組んでいけるかが勝負です。
2つの計画の例を見てみましょう↓
1日3時間x365日=1095時間
*更に、1日の学習時間を細分化
例)朝2時間+昼休み30分+夜30分
1日1時間x1095日(365日x3年)=1095時間
もし、学習方法が分からない場合は、ご相談くださいね。
>> お問い合わせ
3ヶ月毎に学習の進捗と検証を繰り返そう【3年計画の実践】

学習の計画が立てられたら、いよいよ実践です!
ぜひ、ここからはワクワクして読んでほしいです!
英語学習はとても大変!とお伝えしましたが、大変なことばかりではなく頑張った先にはあなたの目的達成が実現できます。

学習を積み重ねていくと、少しずつ結果も見えてきますので、面白さも味わえます。
①学習を開始したら、進捗と検証を繰り返す
目的達成まで、3ヶ月毎にあなたの学習進捗と検証を繰り返していきながら実力を養っていきましょう‼︎
なぜ、3ヶ月毎なのかというと、英語は緩やかな曲線を描いて上達していきます。
皆さんの中には、学習を始めたら右肩上がりに上達すると思っている方も多いと思いますが、残念ながらそんなことはありません。

「グンと伸びたと思ったら、停滞時期が続く…」この繰り返しで上達していきます。
「あなたの現在地を確認したら、課題点を次の3ヶ月で実践する」
いかに停滞時期を踏ん張って愚直に学習を継続できるかが、回り道をせず目的達成へ向かっていけます
あなたの「できた!」を、日々作っていきましょう。
②TOEICのスコアは指標にする
TOEICは定期的に受験をし、あなたの英検力の指標しましょう!
検証をする上で客観的な指標があると、より学習計画も立てやすいですね。
TOEICを受験をすると、スコアと一緒にAbilities Measured(アビリティーズメジャード)という分析結果も見ることができます。

上記のサンプル画像Dの部分がAbilities Measuredです。
これはリスニング・リーディングにおいて、それぞれ5項目の正答率が示されているグラフです。

このグラフは現在の英語力を図る上でとても良い指標になりますので、私は生徒さんへこのツールを使って学習アドバイスをしております。
③学習方法
学習方法は以下の3つです。
それぞれの詳細については別の記事で解説していますので、省略します。
独学
英会話スクール
コーチングサービス
オススメコーチングサービス
コーチングについては、こちらの記事を参考にしてください↓

英語学習の3年計画 まとめ
英語学習においての3年計画は、「3ヶ月毎の進捗と検証を繰り返し、あなたの最終ゴールまでの道のり」です。
そして、計画を立てたら「英語学習の習慣化」が必要です。
英語学習の習慣化について、知りたい方は以下の記事をご覧ください↓

最後まで読みいただき、ありがとうございました。
一人で解決することがむずかしいと感じた場合は、あなたが大きく前進できる初回限定30分無料「ゆか先生の相談室」をご予約ください。